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社員のやる気を出すためにできる一工夫とは?? その2 褒め方にも注意【経営者向け】

社員のやる気を出すためにできる一工夫とは??

その1【経営者向け

でもお伝えしましたが、ほめるということはとても大事です。

しかし一方で褒め方によっては逆効果のこともあるので注意が必要です。

一番多いパターンとして、「期待されているのだから、期待を裏切ってはならない」
と思わせてしまうことです。

ある会社で、役員さんが新入社員に「頑張ってるね」と声を掛けました。
その結果その新入社員は、誰よりも早く出社し頑張っていましたが、ある時力尽きて辞めてしまいました。

またある会社では社長賞を取った社員が翌年退職するというジンクスが存在していました。

では、このような弊害を防ぐためにはどのようにすればよいでしょうか?

・期待のプレッシャーを下すルートを作る

会社によっては、管理職自主降格制度を作っている会社も存在します。
自らの意思であればプライドが傷つかず、周囲の目もそれほど気にしなくて済む効果もあります。

・具体的な行動を褒める

相手が過剰に重く受け止めないためには、何の行動がどれだけ優れているかを具体的に示すことが大切です。

・失敗体験を経験させる

失敗体験がない人は、失敗した時に案外もろいものです。
それを防ぐためには早い段階から困難な目標に調整させ、失敗体験を積ませることが大切です。
成功体験と失敗体験両輪を経験させることが大切なのです。

・褒めるが一方的でないこと

褒める人と褒められる人が固定すると上下関係が強くなりプレッシャーが強くなり、
前述のような悪いケースになりかねません。そのため部下から上司にも感謝の気持ちが伝えられる
ような風土づくりが大切です。

承認欲求というのはとても大きなエネルギーを秘めています。
うまく承認欲求に関わることができれば、企業の生産性は上がるでしょう。
何よりも働きやすい職場になると言えます。